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はい。私が今月一番楽しみにしていた作品かつ、巷で話題沸騰中()のアストロノーツ・シリウス最新作、ギルドマスターの感想になります。

本作は中身自体はシリウスで以前出されたダンジョンオブレガリアスに更なる味付けを加えた至極まっとうなRPGなのですが……突然の三ヶ月延期、メーカーの大本営発表とは裏腹に出る気配がない体験版(今も出ていない。というかとてもじゃないが出せる状況ではないでしょう)、専用Twitterアカウントを作ったもののいつも通りの無気力宣伝。
暗雲立ち込める中、ついにその姿を表した魔物は紛うことなきバグゲーでございました。

どうしてこうなったのでしょう?……以下は詳細な感想とテストプレイの成果になります(ご不快に思う方も居るでしょうし、何より列記するととんでもない量になったので私が遭遇した恐るべきバグの数々は最後にまとめて記載しています)。

◆シナリオ・ADVパート&BGM

ストーリーは以下のような感じ(公式サイトより)。

街外れにある酒場を拠点とする冒険者ギルド『天駆ける雄羊』。
ギルドマスター兼酒場の主人であるニールとその娘ルージットが切り盛りする
このギルドは今、存亡の危機に瀕していた。

山の麓に位置する辺境の街・ダントル
かつてドワーフたちの大規模な鉱山があった場所だが、彼らが姿を消した現在
そこは一攫千金を夢見る冒険者たちが集う地下迷宮として活気づいていた。
『天駆ける雄羊』も、そんな野心溢れる冒険者たちを束ねたギルドのひとつだったが、
有能な冒険者の脱退や、強力なライバルギルド『黒曜の虎』の台頭もあり
ここ最近は赤字経営が続いていた。

そしてついに先月、低迷する『天翔ける雄羊』の元に営業認可取り消しの通知が届く。
ダントルの街では、正式な認可を得たギルドしか営業を許されておらず
このままでは『天翔ける雄羊』は潰れてしまう。
再営業の認可を得るには、数ヶ月以内にギルドとしての実績を示さなければならない。

ギルド存続の危機に瀕する中、稼ぎ頭である腕利きの戦士エドガーは迷宮を探索中
謎の魔物に力を奪われ、冒険に出ることの出来ない身体になってしまう。
僅かに残っていた冒険者たちも、この事件をきっかけに次々と立ち去り
『天駆ける雄羊』に所属する冒険者はエドガー1人を残すのみとなってしまった。

そんな折、ルージットはエドガーに、このギルドのマスターに欲しいと持ち掛ける。
現マスターの父、ニールが高齢である事も理由のひとつであったが、
腕利きの戦士として有名なエドガーがマスターになれば、若い冒険者が
酒場に集まってくるのではないかとルージットは考えたのだ。
冒険者としての人生に未練のあるエドガーだったが、今の自分の身体と
愛着のあるギルドへの恩返しという事をあわせて考えた結果、
『天翔ける雄羊』の新たなるマスターになる事を受け入れる。

こうして、元冒険者エドガーのギルドマスターとしての日々が始まるのだった。


公式Twitterや雑誌での紹介に「今作は英雄譚的なゲームではなく、 ごく普通の冒険者ギルドの活動がテーマとなっています」とあったように本作は世界観を共有するデモニオンシリーズ・レガリアスと比べるとヒロイックな要素はかなり控え目(無い訳ではない)で新米ギルドマスターとして働くことになったエドガーとそれを支えるルージット、ニールらとの奮闘記の側面が強いです。
なので、ファンタジーらしくド派手な冒険や戦争があるストーリーを望むと物足りなさを覚えてしまうかもしれません。

しかし、個人的には確かに派手さには欠けるもののギルド運営を続けていく上で集まってくる個性的な仲間たちとの触れ合い・冒険。
一個の冒険者として前人未到の地を目指し続けていたエドガーがギルドマスターを続けていく中で集団を率いるリーダーとしての意識を持ち始めていく様子、お上やライバルギルドとの微妙な関係etc……この立場から見える様々な「日常」を中々上手く描いていたのではと思います。この辺りは進めていて素直に楽しかったですね。

また本作は今までのようにヒロインキャラだけではなく、男性キャラクターもユニットとして使用可能になったため、立ち絵やボイスは勿論のことヒロイン達に負けないくらいの個別イベントが用意されていたのも日常を彩る一要素としてとても良かったと思います。

レガリアス辺りまではアストロノーツお馴染みの無駄に数が多い複数ライターの弊害がモロに出ていたせいか、イベント間での整合性が取れていない所も多々ありましたが、本作ではその辺りもなかったです。
デネーティアの個別イベントなどは途中からメインシナリオ中盤くらいから出始める設定との絡みがあるのでおかしくならないようにメインシナリオの進行度によってロックを掛けたりしてましたからね。
今回は全体的にキャラクターを大事に描こうという意志が伝わってきたので好感が持てました。

個別イベントに関しては神に挑む正義の破戒僧ロクサーヌ、ここに書くと勿体無い色々と“濃い”設定が渦巻くデネーティア、お気楽な友人のような距離感で癒やされるゼルマ、獣人族の長というエドガーと同じリーダーとして苦労人なラロ、理想の己へ近づくために直向きに頑張る厨二病マクシム辺りが特に気合が入っていたように感じました。面白かったですねー。


逆にここは……? と気になった点はエドガーというやたら名声があってギルドマスターになった瞬間に大きな話題になって人も集まってくるベテラン冒険者がいるのに異様なまでに落ちぶれた天駆ける雄羊の存在。エドガーが力を失ってしばらくしてどんどん人が消えていったなら分かりますけど、普通に現役の時から壊滅状態でしたからね。

それなのに力を失ったエドガーが頭になった瞬間すぐにわんさか人が集まるのはどうなんだろうって。そんだけ名声があるなら頭じゃなくても所属してるだけで人が離れなさそうなんですけどね。ライバルギルドの黒曜の虎が人間至上主義で亜人を一切採らないスリザリンみたいな方針でそれに対して雄羊は来る者拒まず精神なので余計に。
新体制に期待してってことなのだろうけど、逆にニールおじさんがどんだけ無能だったんだよってなりますね(笑)。
いやまあ細かいことだから良いんですけどね。根本の設定だったので気になりました。

後は先程イベントの整合性が取れていると言いましたが、本作はシステム上、ユニットを手に入れるためにはまずギルドのメニュー画面でお金を払ってキャラを雇う必要があります。

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すると上の画像のように雇った次の週から仲間になっているキャラクターが数人ランダムで毎週表示されるようになるのですが、この方式がちょっと良くなかったかなと。
何故かというとキャライベントが見れるのが雇って一週間経ってからなので。でも冒険自体は即日出れるので散々探索して使い倒した後に初めてお会いした! みたいな加入イベントが出るのでやや違和感が。
しかもどのキャラが出るかはランダムなので既に雇用してる人数が多いなら翌週にも出てこないという可能性がありますからね。

後これは完全にヘルプ一切見なかった私が悪いんですけど、個別イベを見るためにはキャラアイコン自体ではなく、「吹き出し」をクリックしないとイベントがスタートしないというのも曲者だなぁと。
途中まで気づかなかったので、「カザハお姉さん仲間にしてから随分経つのにイベント全然出ないんだが~?」 みたいな状況になっちゃいましたね。いや、私が悪いんですけどね。

更にこれもシステム上のお話ですが、キャラクターの加入タイミングが完全に自由なのでメインストーリーに絡めるキャラがエドガー、ルージット、ニール、アドリア(ライバルギルドに所属している間限定ですが)だけだったのが辛いところだなと。
デモニオンシリーズと同じ問題ですね。これに関してはストーリーを取るか、ゲームとしての自由度を取るかなのでどちらが正しいとは一概に言えないんですけどね。やろうと思えば固有キャラゼロ、モブだけでクリアするとかも可能ですから。
ただ、個人的にはやっぱりラスボス戦とかでも今まで共に戦ってきた仲間たちが立ち絵もボイスもないっていうのが寂しかったですね。本作はキャラクターが魅力的だったので特にそう思いました。

最後は本編終盤でレプリカの設定ちょっと無視してない? と思えた箇所が一つだけ。

こんな感じでしょうか。逆に言うとこういう細々としたものやシステムの仕様で気になったものが少しあったくらいなので、やはり前作からはかなり良くなったと思いますね。

悪くはないけど、勿体無いな~と思ったのはライバルギルドの黒曜の虎のボス・アリアッドの扱い。
アストロノーツ作品では毎回毎回魅力的な悪役やライバルがいないのでゲーム的にもシナリオ的にも張り合いがないっていうのをダンジョンオブレガリアスの感想で書いたんですけど、彼は煽りに来たり、亜人は存在自体がクソ! 人間サイコー! みたいな方針だったり典型的な嫌味キャラだったんですけど、嫌味なだけじゃなくライバル的にも結構魅力的に見えたんですよね。
メインストーリーとアドリア関連のイベントでそこそこ出てくるんですけど、自分の剣技に絶対的な自信を持っていてそれに見合う実力もある。反逆者相手にそれに走らせた自分にも非があるから決闘で白黒付けようじゃないかとインチキ一切なしの勝負を提案して実行に移したり、雄羊と衝突する時も事前に断りに来たり、非礼があった時には頭を下げにくるなど、今までのアストロキャラには居なかった真っ当なライバルだなーと。
なのでもうちょい彼と事を構えるお話があっても良かったかなと。まあエドガーとアリアッドも大人なので正面衝突は難しいんでしょうけどね。ちなみにボイスもカッコよかったです。

シナリオに関しては本作はライター陣・統括者の成長が見えたのでアストロノーツの今後を期待させてくれるものになっていました。

また本作のBGMは百奇繚乱の館に続いて松本文紀さんなのですが、アストロ史上最高の出来だったなと。
全26曲どれも素晴らしい力作なのですが、中でも「Past」が至高の出来。誰も居ない草原や思い出に沈む情景が目に浮かぶようなBGMで大好きですねこれ。お願いします、サントラ出してください!!

ただ、今回もみとせのりこ×エレマスの主題歌及びOPムービーがなかったのがショックだったことも記しておきます。
また、ADV方面のシステムで言うなら前作までやれていた右クリックでのウィンドウ開閉、マウスホイールでのテキスト送りが出来なくなったのは最悪とも書いておきます。


◆RPGパート

問題のゲームパートですね。本項では序文に書いたとおり、あくまで純粋なゲームパート面のみに触れ、バグに関しては後ほど別項目で書かせていただきます。

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さて、本作のジャンルは冒険者ギルド運営×ダンジョン探索RPGとなっています。これを見るとギルド経営SLG的な側面もあるのかな? と思われるかもしれませんが、それに関してはほぼないといって良いでしょう。最初こそギルド存続のため〇〇月までに第何層まで辿り着き、お金を〇〇Gまで集めろ! みたいな指令がありますが、そこだけですからね。本作はダンジョンRPGです。

そのRPGパート自体もオーソドックスなものなのでそんなに語ることはないんですよね。探索画面は上の画像のようにレガリアスから引き続きクォータービュー形式のもの。エンカウントもシンボルタイプですね。
ちなみにマウスでもキーボードでも操作できます(パッドは試してないので分からないです……)。

レガリアスからの変更点としてはキャラクターそれぞれに罠解除や扉の鍵開け、視界を多く確保するなどの探索を助ける固有スキルが追加されたこと。
まあぶっちゃけアイテム入手にも特定のスキル持ったキャラをパーティに入れてないとダメなどの手間が増えたので面倒くさくなっただけと感じましたが。
ただ、これに関しては後ほど触れる要素からも察せるんですけど、本作のコンセプトの一つが「ギルド運営」であるため、様々な冒険者を取っ替え引っ替え使ってね☆彡というのを反映したものなのでしょうね。

私はお気に入りキャラ以外には目もくれないタイプなのでこの方針がイマイチ合いませんでしたね……といってもあくまでシステム上それが推奨されているのだろうなというのを読み取れるだけで、普通のRPGみたいに気に入ったキャラだけで突き進むっていうのでも問題なくいけます。
事実、私はロクサーヌ、アドリア、カザハ、デネーティア、オスヴァルドがほぼ出ずっぱりでしたからね。それでも本編クリアは勿論のこと隠しダンジョンまで制覇できます。

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戦闘もこれまたオーソドックスなサイドビューのターン制コマンドバトル。これもゲーマーなら画面だけで分かりますよね。

システム的な特徴としては戦闘時に一回の探索で一度だけ主人公のエドガーを呼び出して必殺技を発動させることができること(大威力の全体攻撃。後半は火力が不足しすぎて使い物にならなくなりますが、中盤くらいまではかなり助かります)。
戦闘画面以外では回復は勿論のことあらゆるスキルが使えない、回復や攻撃アイテムの類も一切なしの超ストイック仕様なこと(一応少しだけHP・SPが回復できるイベントマスがあるダンジョンもありますが、少量)。
なのでダンジョン内では体力・SPのやりくりが重要になります。また探索も時間制限があるためのんびり隅から隅までと行かないのでその辺りも含めて回り方を少し意識する必要がありますね。
まあ難易度自体はクリア後に挑戦できる「黄泉」ダンジョン以外はぬるいのでそんなに気張らなくても大丈夫なんですけどね。

でストイックと言うとダンジョンから帰ってもHP・SPは完全に回復しないんですよね。探索に出かけさせないでお留守番させておくとギルドの寝室レベルと休ませた週の数の分だけ回復できるという寸法。
これもまたギルドマスターらしく色々な冒険者を使ってね☆彡というデザインが察せられる要素ですね。まあ休み無しでガンガン働かせてもやり方によってはいけるんですけど()。
この辺は遊び方を完全に縛らないようにと言う製作者側の配慮でしょうし、事実私のように好みが非常に狭いタイプにはありがたいんですけど、ちょっと中途半端なんですよねー。

色々な冒険者を使わせたい! というのは分かるんですけど、好みの問題以前にお留守番キャラには一切経験値入らないのでどうしても主力パーティ以外は力不足になりますし、お留守番組から選出して経験値有りのお使いに行かせられるサイドクエストはサイドクエストで要求スキルの縛りが厳しい上に経験値はゴミなので結局探索メンバーは固定にした方が効率が良いんですよね。
特に本編クリア後の黄泉ダンジョンのボスはレベルMAXでもシビアなのでそこまで見据えるなら余計に色んなキャラに手を出す余裕が無いんです。この辺はもうちょい救済策が欲しかったところです。

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話は変わり、どちらかという雰囲気作りのためのものという感じですが、探索画面でイベントマスを踏むと上の画像のような選択肢のあるミニイベントが発生します。
答え方によってアイテムが貰えたり逆にお金を奪われたり、画面をよく見ると正解が分かるちょっとした頭の体操になるようなクイズの出題、なんにもならないけどダンジョンでの一幕のようなイベントがあったりと様々。これに関してはお手軽かつ雰囲気作りに貢献していて良かったですね。

ゲームパートはこんなところですかね。ちょっと「ギルド運営」を意識したところが練り込み不足でイマイチプラス要素に繋がってないと感じましたが、基礎の部分が王道RPGなので安定しているのとダンジョン内でのミニイベントでの雰囲気作りが良く作用しているので「普通に遊べる」という評価です。ただ、これだ! という独自性がないとも言えます。あくまで魅力的なキャラクター、M&M大先生の美麗イラスト、えっちしーんが合わさったからこそ最後まで楽しく遊べたという感じ。

ただ、私個人としてはレガリアスのように王道RPGというだけで終わらせようとしないでRPG二作目で独自性も出そうとしたというアストロノーツスタッフの姿勢は評価してあげたいんですよね。
だから……完全クリアした今でも今後には期待したいという気持ちがあるんですよ……ただ、バグが……そして……。


◆えっちなしーん&CG

さてアストロノーツシリウス・M&Mゲーの華といえばここですね。
ただ、今回は良い所もあったんですけど、CG枚数、シーン数、尺ともに今までの作品から減少してしまっているのがかなり痛いです。
アストロノーツが他のゲーム系メーカーに対して強く出れるところの一つがエロの濃さだったので。まだ他に比べると強い方ではありますが、パワーダウンした事実は重くのしかかります。

何よりレガリアスでは各2シーンあった凌辱シーンが各1回になっているんです!!!!!

もう号泣ですよ。凌辱はエロゲの華。特にゲーム性重視のものでは極上の甘露そのもの……なのに減ってしまったのは悲劇としか言えませんね。悔しいのが今回は陰毛モザイク無し、凌辱シーン自体の描写は(個人的に)レガリアスよりパワーアップしているという良い面もあったので余計に辛いんですよねぇ。
CG数は差分抜きでジャスト100。シーン数は以下の通り

ルージット……5
アドリア、ロクサーヌ、リオラ、ノワール、フェイルン、ゼルマ、デネーティア、カザハ……各6(凌辱各1)

いやー凌辱は今回ほんと良かったですね。痛がったり嫌がったりした後の快楽堕ちでしたし。ただ、デネーティアだけ軽微の人体破壊要素があってキツかったと言っておきます。シチュエーション自体は良くできていたと思いますが。

ちなみに凌辱シーンの回収方法は全滅した際(ボス・雑魚問わない)にパーティ編成中の仲間からランダムで選定。恐らくは個別イベント後半まで進めていることも条件に入っています(なので個別イベ後半部がクリア後に配置してあるアドリアは恐らくはクリア後じゃないと見れない)。
基本的に良いところまで進んだなーと思ったら一人だけ探索に出してさっさと負けさせて回収、というのがベターかと思います。目安としてはシーン回想が1,2枠空いている状態。(ちなみにシーンが始まるのはクエストリザルトがある場合はそれが終わってからなので注意)。


さて、感想は以上になります。ここからは私が遭遇した数々のバグ報告になりますのでご了承ください。どれぐらいヤバいかと言うと一回泣き崩れかけたレベルのものもありますので。

ちなみに本編はver1.01&1.02。クリア後ダンジョンは1.03でクリアしていますのでそちらもご留意ください。ついでに言っておくと個人的に1.03はデメリットのほうが大きい罠パッチだと思っています。
理由は1.03にするとなぜかテキスト表示速度、スキップ速度が大幅にナーフされ、不具合は何一つ直らないという有様なので。当てたの後悔してますもの。
あとスペック不足とか言われたくないので私の環境とパッケージ記載の推奨環境も合わせて載せておきますね。

ギルドマスターパッケージ記載推奨動作環境              今回のプレイ環境     
CPU:Core2 Duo以上                 CPU:Corei7 9700K
メモリ:2GB以上                  メモリ:16GB
ビデオチップ:GeForce9000シリーズ以降                         ビデオチップ:GTX1060 6GB


◆明らかに未完成と分かった上で売っている

そもそも体験版出すと言ったのに出していない上にパッケージの中に修正パッチDLしてくださいという注意書きが入っている時点でまあヤバいです。前者はまだ良いですけど、後者はもうね。
一つずつ見ていきましょう。

ADV・RPGパートともに暗転演出が入るとそのまま戻らなくなり進行不能になる
稀にメニュー画面は出せることがあり、その場合はクイックを含むセーブロードやヘルプを開くと生還できることがある。が、開けない場合は冥界行き。再起動しか道は残されていない。
ちなみにこの時の暗転データをセーブするのは危険、というより意味がないです。何度読み込んでも真っ暗なままの呪いデータになるだけなので。

この暗転バグは一番頻度が高いしver1.01から1.03現在まで環境を支配し続けているのでトップメタと言っても過言ではないでしょう。Twitter見ていてもこれに泣かされている被害者が多数います。

対策:何か行動する度にセーブすること。備えよ、常に。を胸に抱きましょう。


長時間プレイしていると負荷が溜まり続けるのか様々な不具合を引き起こす
症状例としては探索画面でメニューを出すと背景にメニューが表示されたままになる、ダンジョンの背景表示が乱れる、マップアイコンなどの探索画面左上にあるアイコンに触れるとそのアイコンが謎の緑の枠で覆われる、画面下に細い白線が表示される、CGモードでCGを押しても表示されないetcetc……。

対策:この症状が出始めると高確率で暗転バグ、もしくは後述するエラー落ちが発生するので兆候が見えたらセーブしてゲームを落とすこと。無理な冒険はしない。良いね?


・稀にダンジョン内のアイコンマス全てが無効になり、移動とターン制限は動作するが何も起こらない虚無の世界へ旅立つ
・ダンジョン侵入後一歩も動かずにすぐにセーブすると低確率で階段マスから移動不能になる
これに関してはセーブしてロードすれば直るのでバグとしては低級。雑魚です。

対策:落ち着いてセーブ。後にロードしましょう。


・ゲーム画面からタイトルに戻るとEXITを押しても反応しない
これもバグとしては雑魚。

対策:ウィンドウの方はそのまま右上の閉じるを。フルスク派はウィンドウズキーからの閉じるコンボなりタスクマネージャー発動したり、ウィンドウに変身してからの閉じるなりして撃破しましょう。


・ADVパート中にエラーメッセージ付きで落ちる。特にエロシーンで多く、更にフェラが加わるとデスコンボになりやすい
悪名高き暗転バグの変異種。頻度は暗転バグより低いもののこちらは予兆が一切ないのが凶悪。筆者の場合はフェラシーン(輪姦、パイズリフェラ含む)での被害率が非常に高かった。

対策:こまめなセーブを。ちんこしゃぶりそうなCG出たらズボンを下ろす前にセーブしましょう。


・ver1.03環境にてサイドクエストに出すとそのキャラクターの経験値が本来得るはずだったものの分減少する
これもまた相当ヤバいバグですね。僅かとはいえ物資が貰えてお留守番組のレベル上げができるサイドクエストのはずが出すと逆に経験値を吸われるという。一応ゼロでカンストしてくれるみたいですが、ある程度レベルが上った仲間をお留守番組からメインパーティに組み込んで~としようとすると悲惨。
EXPが0になっているのでレベリングに無駄な時間がかかると。
しかも質が悪いのはリザルト画面では経験値が入っているように見えてレベル自体も上がること。なのに経験値だけはどんどん減っているんです。

対策:やっぱり1.03は罠ですよ。1.03パッチを当てない。当ててしまった場合はサイドクエストに出さない。どうしてもサイドクエストにクリアマークを付けたいなら適当なモブを雇って贄にしましょう。


・恐らくは本編をクリアする若しくは鍛冶屋のレベルを5に上げる、そのどちらかが原因で大半の装備品のレベルを上げることが出来なくなる
これは黄泉ダンジョンに挑むつもりの方には即死級の極悪バグ。黄泉ダンジョンのボスはとんでもなく固くイカれた攻撃力を持っているので攻撃系のステータスを限界まで上げることが重要なのですが、これを喰らうとそれが相当難しくなります。
ちなみにこのバグがあるせいで黄泉ダンジョンで手に入る最高ランクの装備品はレベル上げ不可。

対策:むしろ教えて欲しい。


・本編クリア後の黄泉ダンジョンで踏むと確定暗転バグを引き起こす?マスがある
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問題の箇所はここ。恐らくはアイテムが貰えるマスなんですけど、踏むと即黄泉の国へ旅立つので確認する方法が現状ではありません。もし、この記事を読んで頂いている方の中に黄泉にこれから挑戦するという方がいるならば気をつけてください。死にます。

対策:どうにもならないね。


・条件不明だが以下の画像のようにロード画面が死亡し、ロードが出来なくなる
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被害者は今の所自分以外見たことがないのでTierは低いですが環境を荒らす最凶のバグ。画像の通り、一切のロードが不可になります。私はこれで泣き崩れかけました。ファイルが死んでいるので再起動でも直ることはありません。

対策:セーブフォルダ内のファイルのどれかが死んでいるため、該当ファイルのみを削除する。このため最新データは最低でも二箇所に作っておくともしもの時のためになると思います。
あるのか知りませんが、1ファイル以上死んでいたり全滅していた場合は死ぬしかないと思います。


デバッグ報告は以上です。
私はギルドマスターを本当に楽しみにしていたし、バグで何度も何度も泣かされながら怒り狂うこともありましたけど、ゲーム自体は面白かったと思います。
でもメーカーとして明らかに製品レベルに達していない商品を売るのはどうなんでしょうね。延期が常態化してるクソ業界だし、名指しはしませんけど見切り発車で未完成品投げてくるメーカーやサポート一切無しで売り逃げするようなのも他にいるし、決算期だから出さないと会社がヤバいとかあるかもしれませんよ。
でも今まで延期はともかく、未完成品投げつけるようなことはなかったのがアストロノーツシリウスというメーカーで、だからこそ信じて予約したんです。M&M先生の絵大好きだし、このご時勢でゲーム性のあるエロゲを出し続ける、凌辱も入れてくれるという姿勢も好きです。たぶん次が出るならまた買っちゃうかもしれません。というかそうなるでしょう。好きなところが多いので。

だから、今回のことはただただ悲しいですね。


◆おまけ。クリア後の裏ボス・ドラゴンの倒し方

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まあ倒し方なんて大層なモノではないですが。クリア後に挑める黄泉ダンジョン最深部にいるのは異常な攻撃・防御ステ。物理魔法耐性を誇る最強の敵・ドラゴン。
攻撃がとにかく通らない(特に魔法耐性が半端じゃない。デバフかけてもかすり傷一つ付けられないレベル)上に攻撃も凶悪。
やってくる行動は一度喰らうとHP・レベルMAXでも即死or瀕死になる全体攻撃二種類、単体に強ダメージ+麻痺を付与、お情けなのかプレイヤー側のキャラ一体に攻撃バフの四種類。

正攻法で挑むのは無理なので、ダンクルやレガリアスをプレイした方にはお馴染みの最強クラスパラディン様を招集しましょう。今作でのエンデやラヴィニア役はオスヴァルドくんです。
彼は必須キャラでひたすらナイトブロック→攻撃→ナイトブロックでダメージを打ち消す係。麻痺にもなりにくい優秀なリザードマンです。

他三人はとにかく強力な物理攻撃を撃てるメンバーを用意。これは好みで良いんじゃないでしょうか。個人的には捨て身の一撃で大威力攻撃を放ちつつドラゴンに防御デバフもかけれるフェイルンがおすすめ。
魔法使い系のキャラは残念ながら役に立たないので置いていくしかありません。眼鏡美女を崇拝する私としては有能眼鏡プリーストロクサーヌだけは外したくなかったのですが、ダメですね。今回に限っては戦力になりませんでした(装備品バグが直ってもっとドーピング出来るようになったらワンチャンあるかも)。

こちらがやることとしてはオスヴァルドでナイトブロックしながら他で袋叩きにする。これだけ。オスヴァルドが運悪くナイトブロックが切れた状態で麻痺にならないように祈るしかありません(ドラゴンの全体攻撃は一回くらいならなんとか耐えれる)。

推奨レベルは48以上。これくらいあれば問題なし。装備品に関してはオスヴァルドはとにかくナイトブロックをしたいのでSPを盛ること。装備品バグが辛いですがレベル1のサークレット二つでも行けました。
他三人はとにかく攻撃を盛ること。他のステはいらないです。

こんな感じですね。倒しても最強の鎧が手に入るだけでイベントなどは特にないので自己満要素です。