10月31日の深夜辺りにあげるかなと言っておきながらこのザマである。自分のガバガバ発言を詫びて心のなかで切腹します。

行ってきたぞ! 行ってきたぞ! 行ってきたぞ! 長野県!
天候的な意味で割りと残念な感じでしたが、つらつらと探訪記でも書いていきます。画像が多いので続きは下のReadmoreからどうぞ。また、七つのふしぎの終わるときの聖地巡礼は二日目になりますので、この記事にその画像等はありません。聖地の画像だけ寄越せな方は次の記事までお待ちください。(※今回の写真はほぼデジカメで撮ってきたので前回までのものと比べてかなりサイズが大きいです。クリックする際はご注意ください。FC2のサイズ制限が結構キツいので画質は劣化させてるけどね)
10月某日。恋い焦がれた日の到来である。
まだ日も昇っていない午前2時半頃からもそもそと寝床から這い上がり、夢見心地な頭を引っ叩きながら身支度を整えて外へ。前回の静岡遠征では身も心も凍るような思いをしたので、今回はしっかりと防寒装備に力を入れておきました。

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……にも関わらず、時間が時間だけに少し走るだけでももう寒い。逃げこむようにして相模原のコンビニでカフェオレ購入。ほんとは眠気覚ましも兼ねてモンエナとかレッドブルのようなエナジードリンク系にしようと思っていたけど、温かいものを飲まないと凍死しそうだった。んで、この日のルートとしてはR246、16、20の順に切り替えて山梨経由で長野に行く予定、というよりそれで行った。

寒いのはそれはもう辛いけど、深夜だけあって車の通りは殆ど無く快適なので、予想よりも遥かに良いペースで神奈川を脱出しました。
ただもう相模湖から山梨にかけての道が怖かった。暗い峠道をトラックがアホみたいなスピードでびゅんびゅん飛ばしていくので定期的に避けないと轢かれそうだったのよ。110ccだと平坦な道は車の流れに乗れても登りが来ると途端にキツくなるからね。

山梨県大月市鳥沢橋(だったはず)
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この辺りに来ると徐々に空が白み始めて来ました。相変わらずトラックは飛ばしていくけど、登りがないのでペースカーの役割を果たしてくれてありがたい。車間空けて後ろからとっとこ付いてきます。

山梨県のどこか
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山梨県・道の駅甲斐大和付近
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山の中で迎える夜明け。この辺りまで来ると普段全く縁がない場所に来た、という興奮と景色の綺麗さで寒さは大して気にならなくなりましたね。あと月並みな感想だけど、神奈川や東京あたりとは空気がまるで違う気がしたのんなー。景色に比例するようにして澄んでますわ。
ちなみに以前までMaricaのアイツと並んで箱に貼っていたハット先輩は夏に埼玉県川越に行った際、この大空に翼をひろげてしまわれました。悲しい。

諏訪大社上社本宮
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予定では11時ぐらいに付けば御の字かなあと思っていたけど、軽快に進みすぎて八時ちょっと過ぎにはもう最初の目的地にして国内最古の神社の一つとして名が挙がる諏訪大社に到着。ガラガラの駐車場が示すように宝物殿等はまだ開いていないけど、待ち時間が惜しいし、天気も不安定なので中へ。
ちなみに諏訪大社は上社本宮、上社前宮、下社秋宮、下社春宮の四つの境内から成っていますが、それぞれ大なり小なり距離が開いているので行ったのは本宮、秋宮のみです。天気だったり時間の制約があったからね、しょうがないね。

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デカい(確信)
足を踏み入れると先ず目につくのが樹齢約千年の大きなけやきの木でした。境内最古の樹木の一つなんだとか。

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入り口門。ここを通って拝殿やら宝物殿がある場所まで進みます。
ただ、入り口の時点でもうその音が聞こえていたのだけれど、進んでいくと絶賛工事中の土方のおっちゃんたちが何人か。諏訪大社のHPによると12月まで拝殿の工事中とのこと。しかも二年前からやってるらしい。実に大掛かり。
情緒もへったくれもないなあと思ったけど、どうすることも出来ないから仕方ないとしか言えないのよね。思えば静岡ツーリングの浜松城も工事中だったし、そういう星の下に生まれてしまったのだろうと諦める。悲しいなあ。

宝物殿
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ちょうど巫女さんがお掃除に出てきたところでした。お努めご苦労さまです。
で、諏訪大社は山や樹木をご神体としているので他の神社で大抵はある、「本殿」というものがないのですな。その代わり(と言って良いのかは分からないけど)拝殿があります。、こちらはお賽銭箱こそあるものの工事中のため肝心のそれはハリボテが立っておりました……悲しいなあ。多分、参拝に来た方へのせめてもの配慮なんだろうけど、余計に悲しみが。
だからといってお参りが出来ないわけではないので、お賽銭入れて二拝二拍手一礼で参拝してきました。

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後は適当に境内をウロウロとして、相変わらず人も居なかったのでカブをパシャリ。どんよりとした長野の空の下、自分も今後の空模様への不安に顔を曇らせながら次なる目的地へ。

高島城
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かつては諏訪湖に建っていたという水城で「諏訪の浮城」と呼ばれていたりもしたんだとか。今は見ての通り諏訪湖からやや離れた場所に建っていますが、かつてのそれを踏まえてか、今も水の中に建っております。
城内は撮影禁止なので撮れませんでしたが、主に武田家に滅ぼされるまでここの城主であった諏訪氏の軌跡や当時の具足などが保存されておりました。後は風林火山プッシュが結構されてましたね。ちなみに入場料は大人300円。早い時間のせいか城内はボクしかおらんかった。
ただ、浜松城と同じで小さめの天守閣しかないので、ちょいと物足りなさはありますよね、やはり。天守閣最上階はご多分に漏れず、展望施設と化しております。諏訪湖を一望出来るのは良かった……が、撮影禁止。

オルゴール博物館・奏鳴館
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諏訪大社下社秋宮のすぐ近くにあるオルゴール博物館。何故に長野でオルゴールなのかというと、意外にも日本はかつてオルゴール世界シェア90%以上のオルゴール大国だったのですな。その生産の殆どを三協電機(現サンキョー電機)という会社が担っていわけですが、三協電機の根城がここ長野県下諏訪なのです。(なお、昔見たテレビ番組の受け売りの模様。また、wikiでは世界シェア80%以上と書かれていましたが、ふるさと発 元気プロジェクトとかいうテレビ番組とサンキョー電機の公式HPでは90%以上となっていたのでここではそちらを採用しています)
オルゴールの知識は全くないけど、その音は好きだし、興味があるので見ておくかというわけでふらふらと訪れました。ちなみにここに着いた辺りでとうとう雨が降ってきて辛かった。正直に言うとここらでもう何で来たんやろ、帰りたいなあと心がミシミシと音を立て始めましたわ。

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館内はこんな感じで様々なタイプのオルゴールが並べられていて、一枚目のちょうど手前に写ってるCDショップなどでよく見かけるアレみたいにヘッドフォンで実際のオルゴールの音をいくつか聴くことができます。
写真撮影は自由(動画はNG)でしたが、あんまりバカスカ挙げるのもアレな上に疲れるので気になったオルゴールを幾つかご紹介。

インターチェンジブル(1880~1900年頃登場)
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オルゴール生誕の地、スイスで作られた逸品。
オルゴールには大きく分けてシリンダーオルゴールとディスクオルゴールの二種類があるのですが、こちらは前者のシリンダータイプ。シリンダはー主にスイスが得意としていて、ディスクは後にドイツで発明されたそうです。
で、このオルゴールは中にある鉄の筒(シリンダー)を取り替えることでたくさんの曲を聴くことが出来る優れものらしいです。一本のシリンダーにつき六曲が収録されていて、このオルゴールに用意されているシリンダーは六本。一つのオルゴールで三六曲もの曲を聴くことが出来るんですなあ。流石にデカいだけはある。お洒落な装飾もいいゾ~これ。


ミュージカルクロック(製作年は不明)
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ネセセル(1880年頃)
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上は置き時計の土台、下は裁縫箱にオルゴールが組み込まれた変わりもの。両方共フランス製。遊び心が詰め込まれた感じなのがフランスっぽい気がする。

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さて、この奏鳴館は二階もあるのですが、一定の時間になると実際に展示されているオルゴールを動かしてくれる演奏会なるものがあるのですな。ボクも当然それに参加。
集まった数人で幾つかのオルゴールの音色を聴かせてもらいましたけど、インパクトが一番あったのはこの無駄にデカくてそもそもオルゴールなのだろうかという代物(名前はど忘れしました)
これは下側にインターチェンジブルの方で見せたシリンダーを更に巨大化させたものが収納されていて、それを動かすことで上部分にあるアコーディオンがひとつ、ドラム、鉄琴それぞれ二つずつの計五つの楽器動かして演奏をしてくれるという大ががりなもの。楽器も多くデカいだけあって動いた時はド迫力の音を鳴らしてくれて結構興奮します。ちなみにアメリカ製。いかにもあの国が作りそうなやつだなって感じ。

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演奏会ではお客が実際に触れることが出来るものもあるのですが、それがコレ。テライカストリートオルガン。よくヨーロッパあたりでおっさんがニコニコしながら広場で回している(偏見の塊)アレですな。ちなドイツ製。
最早オルゴールではないけど、分類的にはオルゴールと同じ自動演奏楽器なのでオルゴールの博物館などにはよく展示されているらしいです。

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この裏側にあるハンドルを演奏会で希望者は回すことが出来るのですが、ただ回すだけと言っても上手に音を鳴らすのは難しい。係員のお姉さんは涼しい顔でさも簡単そうに鳴らしてみせ、さ、やってごらんとこちらに吹っ掛けて来ますがそう簡単にはいかない。
それなりに早くグルングルン回さないと音がつながらないのですが、早く回しすぎても駄目と割りと調節が重要。広場でニコニコなおっさんは意外に手練れだったのですなあ。おっさんしゅごひ。

諏訪大社秋宮
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オルゴールを見て聴いてそれなりに楽しんだ後はすぐ近くにある諏訪大社秋宮へ。奏鳴館に入る時に降り始めた雨は幸運にも出る頃には止んでました。ありがてぇありがてぇ。

諏訪大社秋宮神楽殿
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こんなのよう作るわ……と呆れ感心する太い締縄。締縄というと出雲大社のものが有名ですけど、こちらも中々のもの。
ちなみに両隣にある青銅で出来た狛犬は日本一の高さ(170cm)らしいっすよ。

幣拝殿
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御柱
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ご立派な御柱。こちらが秋宮のご神体。参拝を済ませ、本宮では閉まっていたせいで頂けなかった御朱印を頂き後にしました。
もうポツポツと雨が降ったり止んだりを繰り返していたので、予定よりも早くこの日の最終目的地へと向かうことに。

奈良井宿
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本日の最終目的地。江戸時代に江戸と京を結ぶ中山道があり、その中山道六九次のうち、木曽路には十一の宿場町があったのですな。その一つがここ奈良井宿。
こういうレトロな街並みで小雨がパラパラと降っているのはそれなりに風情があるといえばあるんだけど、やっぱり旅行先では晴れになってほしいよなあと残念に思いながらも端から端まで歩くことに。

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しかし、なんというかアレですな。我ながら見返してみると写真撮影のセンスの無さに絶望しますね。
まあでも奈良井宿は個人的にあまり面白くなかったかな、うん。寄る分には良いけど、泊まるほどの場所ではなかっ(

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ただ、夜になるとかなり雰囲気出てきて興奮しましたな。雨粒が雪みたいに写ってるけど、雨です。ざあざあと降ってます。
取り敢えず、素泊まりなので夕食を食べに+まだ見て行かなかった木曽の大橋を見に行くべく、宿で傘を借りて外へ。
昼間は駐車場にたくさん車が停まっていたのですが、夜になると二台だけになってました。バイクに至ってはボクのみ。夜に出歩いているのもざっと歩いた限りはボクのみ。この後もしばらく探索したけど、やはり人は居ない。
……ああ^~いいっすね~こういう所で一人ぽつんと徘徊するの堪らんのじゃあ^~今この瞬間、世界で生きているのはボクだけなんじゃあ^~。

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中央本線の高架下。こういうところ通る時はほんとにワクワクする。

木曽の大橋
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段差はこんな感じで小刻み。非常に歩きにくい上に天候も最悪なので滑らないようにそろそろと往復していきました。

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再び高架下。あ^~。

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ほんと堪らん。射精しそうだった。ただ、問題だったのは奈良井宿にあるお店って殆どが16時半で閉まってしまうのよね。食事処も例外ではございません。観光案内所で貰った地図には夜でもやっている食事処が二軒載っているのですが、うち一件はオフシーズンのためか休業。選択肢が消えてしまいました。

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で、訪れたのがここ。食事処松○(写真は撮り忘れたので公式サイトより拝借。また諸事情により名前は伏せます)
実はお昼もここで食べたからちょっと足が向かなかったんだけど、他にないからね、しょうがないね。お昼はいなか肉うどん(650円)、夜は特製ソースカツ丼(930円)を食べましたけど……まあそのなんだ、おっちゃんは良い人だったし、夜は話し相手にもなってくれて、りんごやらなんやらオマケして付けてくれたからこういうことは言いたくないんだけどその……アレだ、観光地の食事処だなと。
ちなみにここのご主人もバイク乗りで大型免許まで持っていました。尤も、大型は乗る機会があまりなくすぐに手放したそうですが。
で、話していると結構一人旅で奈良井宿に来る方は多いそうです。自転車で東京から来るおじいさんという名の兵も居れば、バイクや自動車で来る人等など。以外だったのはバイクで来る方は女性も結構多いとか。しかも一人の確率高いそうですよ。やはり一人旅は現代日本人の癒やしなのだと再確認。
後は最近松本(ちな明日の目的地にして七不思議の聖地)などでクマが出ていて、既に喰われた人もいる。しかも、今年はかなり数が多いから気をつけるようにと軽く脅し忠告を受けて身を震わせながら宿に戻りました。


二日目に続く。