久しぶりの旅行記です。

今年の1月に念願叶って行きたい行きたい騒いでいた銀山温泉に行くことが出来たので、その模様を備忘録代わりにちょちょいと書いていこうと思います。
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新幹線に揺られながら過ごしている間にふと窓を見やると、一面の銀世界。

やはり普段見ている景色から大きく離れたものが姿を現すとどうしようもなくワクワクするんですよねぇ。これぞ旅行って感じだぁ。


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東京駅から三時間ほどで山形県大石田に到着。

舞い降りてくる雪の量と寒さが予想以上にエグくて少し怯む。見た目を犠牲に防御を高めたダウンコートくん迫真の防御が光る瞬間でした。

駅を出てすぐのところで各旅館の名前が書かれた札を持っているスタッフがわんさかいるので、彼らに誘導されながら送迎バスへ。


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数十分バスで過ごすと無事に目的地の銀山温泉に到着。秘境感半端ないです。


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日中は温泉街を歩いていると屋根に積もった雪を落としている方をよく見かけます。

基本は温泉街に流れる川へ狙って落としているようですが、観光客が通るような道にも容赦なく雪の塊が降ってきたりするので注意が必要。


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銀山温泉について調べると必ず出てくる名物カレーパンを扱っている「はいからさん」。

お店の見た目もハイカラさんですが、中にいる店員さんも矢絣模様の着物に袴と分かりやすい大正スタイルで出迎えてくれます。

カレーパンは名物なだけあってそこらの物より美味しかったんですけど、行った時間が悪かったのか冷めていたのが残念。
翌朝に出向くとできたてを売っていたので、温かい状態で食べたい方は午前中に行くのが吉かも。


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ちなみに店内ではカレーパン以外の軽食も扱っているので休むことも出来ます。


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降ったり止んだりを繰り返す温泉街を一通り回った後は体力回復を図るべく、御食事処「伊豆の華」へ。

こちらはバーが併設されているため、夜もやっている温泉街には珍しいタイプのお店(時間帯によって扱うメニューが変わる)。

私は古宮エリスちゃんリスペクトで白玉ぜんざいと抹茶を頼みましたが、そもそも彼女の好物は白玉クリームあんみつだったと後で気付きました(クソどうでもいい)。

後はなんで山形の銀山温泉で伊豆の華なんていう店名なのかというささやかな疑問の答えも席にメニューと一緒に置かれたカードに書かれているので、訪れた方は読んでみると良いかも。

ちなみに窓から見える小屋の正面に「野川とうふや」という豆腐屋さんがあるのですが、ここの揚げ豆腐がありえん美味しいのでオススメです。足湯に浸かりながら食べるのも○。


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遅めの昼食を済ませた後は荷物を預けていた宿、「古勢起屋別館」へ。

お部屋は右のような感じでクッソ広いところを使わせていただきました。後で確認したら四人部屋でしたからね、そら広いわ。
しかも川側客室なので景色も温泉街を一望できて最高とつよい。

ちなみに長靴やコートの貸出もしているので、なんの用意もせずに冬に泊まりに来た方も安心して温泉街の散策に出ることが出来ます。特に長靴の貸出が本当にありがたかったですね。


これで一泊二食付きで一人15660円なので中々かと思います。

あとこちらの古勢起屋さん、別館と付いているだけあって本館に「銀山荘」という別の宿があるのですが、古勢起屋の宿泊客は銀山荘の温泉も入り放題なのがGOODでした。


正直、古勢起屋のお風呂は二種類ともショボい感じなので……。

銀山荘の温泉は広いわ景色最高の露天もあるわその露天で寝ながら浸かれる寝湯もあるわで至れり尽くせりなのでオススメ。

特に寝湯は古勢起屋か銀山荘に泊まった際は是非に入ってみてほしいですね。
時間を忘れるほどの絶景が目の前に広がっているので感動の声をあげること間違い無し。
オススメというか最早行くのは義務ですよ、義務。


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そして銀山温泉と言えば至る所に備え付けられたガス灯が辺りを彩る夜景! 

ネットや冬の駅構内に貼り出される旅行ポスターでこれでもかと見せつけられていたあの景色が目の前に! 大正浪漫最高や……。

ちなみにガス灯は16:30から灯り始め、21:00で消えるとのこと。


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夜の古勢起屋別館。
外に出た時ボクらが泊まっていた部屋だけ真っ暗だったので空気を読んで明かりを点けました。えらい。
右は部屋の窓から見た景色。


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至る所につららがあります。
また旅館の前などは雪を溶かすために温泉が吹き出すように穴が空いたホースが仕掛けられています。雪国温泉街の生活の知恵って感じだぁ。


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写真撮るの下手なのであまり伝わらないかもしれませんが、本当に綺麗なので歩いているだけで楽しいです。


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朝の銀山温泉。夜とはまた違った佳さがあります。


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温泉街の奥手にある丸型ポストが目印の酒茶房クリエというカフェ&バーで有名らしい焼きココアを注文。

アルコール入りの大人の焼きココアとアルコールなしの普通の焼きココアがあります。今回はせっかくなので大人verを注文。

マシュマロの甘みとほんのり香るアルコールに温かいココアの組み合わせが完璧でした。こちらもオススメ。

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初日は雪が強くて入れなかったのでここぞとばかりに足湯へ。

お土産ついでに自分用に一つ買った亀まんぢうをパクり。やたら売り切れるのが早いので、お土産にと考えている方は早めに確保したほうが良さそうです。実際美味しいですし、おみやげとしての評判も上々でした。

この後は後ろ髪を引かれつつも銀山荘の寝湯で冬の絶景を見納めして帰宅しました。
銀山温泉で二週間くらい引きこもりしたいけどな~俺もな~。


あと帰り際に貧弱クソオタクらしく風邪を引いて体調を崩して連れに迷惑をかけたので、この場を借りて再度謝罪しておきます。ごめんなさい。